6月になると不調が出やすいのはなぜ?新しい環境で疲れを感じる理由
新しい環境で疲れを感じるのは、決して珍しいことではありません
4月から新しい環境が始まり、進学や就職、異動、新しいコミュニティへの参加など、大きな変化を経験した方も多いのではないでしょうか。
春は環境変化によるストレスが出やすい季節です。とはいえ最初のうちは、緊張感や新鮮さもあって、意外と頑張れてしまうことがあります。
「まずは頑張ろう」
「ちゃんとやらなきゃ」
そんな思いで、気を張りながら過ごしてきた方も少なくないはずです。
ですが、6月に入る頃になると、その頑張りの反動が少しずつ表面化してくることがあります。
いわゆる**“慣れてきた頃にしんどい”**という状態です。
6月に不調が出やすいのはなぜ?
5月頃までは、緊張感や勢いでなんとか走り続けられることがあります。
しかし6月になると、少しずつ現実が見え始めます。
たとえば、
- 職場や学校の空気感
- 人間関係の距離感
- 思っていた以上の疲れ
- なんとなく続いていた違和感
こうしたものが、はっきり感じられるようになる時期でもあります。
そのため、
「新しい環境で疲れた」
「精神的に疲れた。新しい職場がしんどい」
「新生活に疲れた気がする」
と感じるのは、決しておかしなことではありません。
最初に頑張れた人ほど、あとから疲れが出ることもある
周囲から見ると、最初はうまくやれていたように見えることがあります。
けれど実際には、見えないところでかなりエネルギーを使っている場合があります。
たとえば、
- 気を張り続けていた
- 周囲に合わせようと無理をしていた
- 疲れを後回しにしていた
- 自分の困りごとを言い出せなかった
こうした積み重ねによって、慣れてきた頃にどっと疲れが出ることがあります。
特に、発達障害のある方や感覚の敏感さ・対人面の負荷を感じやすい方にとっては、持っている特性と環境変化の相性が大きく影響することもあります。
新しい場所に適応するために、周囲が思う以上に力を使っていることがあるからです。
また、就労移行支援の利用を始めた方の中にも、
「就労移行は疲れる…」
と感じる方もいらっしゃいます。これも怠けではなく、新しいリズムや人間関係、通所の緊張などに適応しようとしている反応の一つといえます。
6月は季節的にもメンタルや体調を崩しやすい
6月の不調は、環境だけが原因とは限りません。
梅雨の時期は、心身のコンディションが乱れやすい条件が重なります。
- 気圧の変化が続く
- 雨や曇りで日照時間が減る
- 湿度が高く、身体が重だるくなる
- 睡眠の質が下がりやすい
この影響で、
- 朝起きづらい
- 気持ちが落ち込む
- 集中しにくい
- 人と会うのがしんどい
- なんとなく涙もろくなる
といった状態が出ることがあります。
梅雨の体調不良はメンタル面にも影響しやすいため、「6月はなんだか不調」という感覚はとても自然です。
「調子を崩した=失敗」ではない
ここで大切なのは、6月に不調が出たからといって失敗ではないということです。
むしろこの時期は、
自分にとってその環境がどうなのかが見えてくる時期
ともいえます。
見えてくるのは、たとえば次のようなことです。
- どんな場面で疲れやすいか
- どんな人間関係が負担になりやすいか
- 頑張りすぎてしまう傾向があるか
- どのくらいのペースなら続けやすいか
「適応障害 6月」といった言葉が気になり始める方もいるかもしれません。
ただ、自己判断で抱え込む必要はありません。つらさが続くときは、早めに相談することも大切です。
6月にしんどいときに意識したいこと
大事なのは、崩れないことだけを目標にするのではなく、崩れそうなときに立て直せることです。
たとえば、
- 疲れたときに相談できる相手を持つ
- 少しペースを調整する
- 休むことに罪悪感を持ちすぎない
- しんどさを言葉にしてみる
- 一度立ち止まっても戻ってこられる前提を持つ
こうした視点があるだけでも、気持ちは少し変わります。
6月のしんどさは、頑張ってきた証拠かもしれない
新しい環境に入ったあと、6月頃に少ししんどくなる。
それは、弱いからではありません。
ここまで環境に適応しようとしてきたからこそ、今になって疲れが見えてきた可能性があります。
もし今、
「なんだかうまくいかない」
「少し疲れてきた」
「慣れてきた頃なのにしんどい」
と感じているなら、その感覚を無理に否定しすぎなくても大丈夫です。
6月の不調は、自分の限界を知るサインではなく、
これから無理なく続けるために、自分を知るサインなのかもしれません。