支援の変化

新型コロナウイルスが大変な勢いで感染拡大する中、プラクトでは4月8日の緊急事態宣言発出にあたり、通所支援の一時停止を決めました。

プラクトの支援は主に個別型の支援を取っているため、一度にたくさんの人たちが集うことはないのですが、それでも小さなグループプログラムを事業所内で行おうとすると、少ない時でもスタッフと合わせて5〜6人くらいの人たちで場を形成することとなります。いわゆる3密の状況を引き起こす可能性があります。

プラクトを利用される方もスタッフも幅広い年齢層の方がいて、中には持病を持たれる方もいるかと思われ、協力医療機関の医師にもアドバイスをいただきつつ、感染症から身を守るためには今と同じように支援を続けることには無理があるなと考え、在宅型の支援に切り替えました。

支援の変化に適応するため、プラクトのスタッフたちはものすごい勢いで知恵を出し合い、システムを構築しつつ、できるだけ通所でできたことを自宅でも行えるような仕組みづくりをしてきました。

支援を始めて幾日か経ち、まだまだ試行錯誤は繰り返されていますが、チャットやオンラインミーティングを繰り返し、バージョンアップを重ねているところです。

現状の大きな課題としては、在宅支援は利用される方の通信環境などに大きく影響されるところもあり、場合によっては支援格差を生みかねないという点です。

感染症拡大を契機に考え始めたリモート支援は、ただ、感染症を防ぐだけにとどまらず、今後のリモートワークに対する見知を深め、在宅でなければ仕事がしづらい方達を支援するためのヒキダシを増やす、良い機会とも私たちは考えています。

支援の場がなにより、安心で安全であることを大切にし、感染拡大という未曾有の有事を無事に皆で乗り越えていきたいと考えています。

在宅支援期間は以下のようになっています。

期間:2020年4月8日〜4月17日

20日以降の対応については、感染拡大の動向や厚生労働省等の情報を元に協力医療機関と相談の上、決定していきたいと考えています。

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